「ゼロ・ウェイスト社会構築」の実現へ/首都大学物理学科 広瀬立成名誉教授

「ゼロ・ウェイスト社会構築」の実現へ

首都大学物理学科 広瀬立成名誉教授

首都大学物理学科・広瀬立成名誉教授は、「ゼロ・ウェイストの会・会長」として、著書、講演などを通じて、広く社会に訴えている。

「ゼロ・ウェイスト」とは、ゴミのリサイクルではなく、ゴミを出さない社会を目指すというもの。

「もったいない社会をつくろう(本の泉社)」

広瀬 立成:著, 遠藤まり子:デザイン
A5判 64ページ ブックレット
定価:600円+税
ISBN978-4-7807-1197-4 C2036
2015年1月発行

目次
はじめに 2
1.持続性の基本
(1)質量転化率 5
(2)物質循環 13
2.ごみと持続性 20
3.自然エネルギー 31
4.ゼロ・ウェイスト社会へ 37
5.世界のゼロ・ウェイスト
日本の常識“ごみ焼却”は世界の非常識 45
6.浪費社会からゼロ・ウェイスト社会へ 57
あとがき 62

[前書きなど]
ここで示したスライドは、2014年9月28日、大津市で開かれた「自治体問題全国集会、第三分科会:循環型社会形成と環境問題~ゼロ・ウェイストを目指して」での講演をもとにしています。そこでは、ごみの〝燃焼〟を科学的な立場からとらえ、日本のごみ処理の非持続性を指摘しました。
~~~
ここで大切なのは「科学の目」です。
まず、焼却炉に投入したごみが、焼却によってどのような道筋をたどるかを考えてみます。ごみは、燃えて熱を放出しつつ、最後は煙突から煙になって空気中に出ていきます。また、燃えかすとしての焼却灰も焼却炉の底に残ります。「科学の目」は、焼却にかかわるすべての物質や熱エネルギーを取りこぼしなく見ていきます。それは名探偵が、怪しいと思われる人物と、その人物がおかれたすべての状況を把握して、犯罪のストーリーを解明することに似ています。
(「はじめに」より)

科学の目・探偵団の倫理観は、「未来世代に対する暖かい思いやり」です。「自分たち世代だけが、物質的に恵まれていて、楽しい日々が送ることができればそれでいい」という発想は、「科学の目」から導かれる持続社会のあり方に反するもので、断じて許すことはできません。
(「あとがき」より)

[著者プロフィール]
広瀬 立成(ヒロセ タチシゲ)
1938年、愛知県生まれ。
首都大学東京名誉教授。理学博士。

遠藤まり子(エンドウ マリコ)
デザイン(表紙・図・イラスト):遠藤まり子

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